清掃 2020 12 27
「清掃や消毒が、新型コロナウイルス対策のボトルネックになる」
新型コロナウイルスの感染者は、
軽症者や無症状者は、ホテルなどの療養施設で受け入れて、
中等症や重症者は、病院が受け入れるという戦略は、
やがて破綻するかもしれません。
たとえ療養施設を増やしても、
必ずしも受入数が増えるとは限らないからです。
軽症者や無症状者が回復して退所できた場合、
利用していた部屋を消毒・清掃しなければなりません。
しかし、消毒・清掃できるのは、専門業者となります。
しかも、専門業者の数は多くありません。
そうなると、療養施設を運営している都道府県が、
専門業者をめぐって「奪い合い」になってしまいます。
病院でも似たような悩みがあるでしょう。
コロナ病棟は、一般の清掃業者が入れないので、
看護師が病室の清掃やトイレ清掃まで行わざるを得ないかもしれません。
ただでさえ、看護師は、疲労やストレスが高まっているのに、
このような作業まであると、まいってしまうでしょう。
さて、12月27日のデイリー新潮には、このような記事がありました。
「保健所が厚労省に『2類指定を外して』」
12月8日、全国保健所長会が厚労大臣宛てに「緊急提言」を送っている。
新型コロナウイルスは、現在、指定感染症(2類相当以上)の扱いだが、
これを緩めてほしいというものだ。
メディアは、保健所の逼迫を受けて「医療崩壊だ」「外出するな」と叫ぶが、
本当に必要なことは、指定感染症2類扱いの見直しではないのか。
「感染者が欧米の数十分の1なのに、日本で医療逼迫が起きているのは、
ひとえに新型コロナを指定感染症の2類相当として扱っているからです」と、
東京大学名誉教授で食の安全・安心財団理事長の唐木英明氏が指摘する。
「2類扱いだから医療が逼迫し、指定病院は一般患者が遠のいて赤字になり、
医療関係者や保健所はオーバーワークを強いられ、その家族まで風評被害を受ける。
インフル同様5類にすれば、受け入れ可能な病院も増える」
テレビも保健所の逼迫を報じているが、
常に「だから感染拡大を防げ」「外出するな」という結論に導かれている。
新型コロナの感染者に対して、
致死率5割を超えるエボラ出血熱並みの対応を求められている保健所の悲鳴は無視され、
世論を煽る材料に使われているのだ。
(引用、以上)
新型コロナウイルスは、2類相当ですが、
国の通知などで補強され、1類のエボラ出血熱並みになっているかもしれません。